Top / 子供の大学生活費の実態
大学生活にかかる総費用
子供の1ヶ月の大学生活費はどのくらい?
自宅・下宿・寮の比較
収入 | 自宅生 | 下宿生 (アパート・マンション等) | 寮生 |
---|---|---|---|
仕送り | 15,070 | 69,780 | 37,780 |
奨学金 | 12,390 | 25,350 | 44,150 |
アルバイト | 29,500 | 21,540 | 22,440 |
定職・その他 | 1,860 | 2,220 | 1,440 |
収入合計 | 58,830 | 118,900 | 105,810 |
支出 | 自宅生 | 下宿生 (アパート・マンション等) | 寮生 |
食費 | 10,920 | 22,590 | 21,380 |
住居費 | 210 | 53,020 | 25,400 |
交通費 | 9,460 | 3,150 | 4,370 |
教養娯楽費 | 6,840 | 8,460 | 8,200 |
書籍費 | 1,850 | 2,070 | 2,770 |
勉学費 | 1,180 | 1,540 | 1,630 |
日常費 | 5,330 | 6,610 | 6,480 |
電話代 | 3,300 | 4,720 | 4,420 |
その他 | 1,680 | 2,310 | 2,750 |
支出合計 | 56,990 | 114,760 | 103,070 |
単位:円 自宅生の仕送りは小遣い 2010年10月調査 全国大学生協資料より
大学生の生活費についてコメント
我が家も大学に進学希望の子供をかかえています。入学金や授業料の他に必要になる生活費の現状を記載しました。
下宿生の住居費が22年前3万7780円から5万3020円と大幅に増え他の支出が減少しても支払総額的には11万前後と昔から変わらない様です。大都市圏の住宅事情の厳しさを痛感します。
出来れば自宅から通学できる進路を選べれば良いですが、子供の選択枠を狭くしてしまいかねませんから地元に拘りすぎるのも考えものです。
一つの方法で、新幹線通学や大学生活の途中から下宿から自宅通学に切り替える等の柔軟な方法も検討したいと考えます。
学費以外の生活の面下宿や寮の負担が思いのほか大きい事を実感します。
下宿
家賃5万円代のアパート参考画像)
下宿アパート・マンションコメント
自宅から通えない場合は下宿や寮を活用するケースが多いいと思いますが学費だけでも多額の金額がかかる上に生活費の負担は大きいです。経済的に問題なければ何処でもいいのでしようが、親が仕送りする場合出来るだけリーズナブルにしたいのが本音ではないでしよか?
アパートも千差万別で、都心に近く駅から近い小奇麗なアパートだとワンルームや1Kでも5万円以上することに驚きました。
不動産屋さんに聞いてみたら
「都心から離れ、通学時間を30分位を目安に通えるお部屋を皆さん探されますよ」と答えていました。
東京の場合交通網が発達しているので都心から離れて通学できる立地のアパートを探すのが現実的ですね。
寮はどうなのか?
寮や学生会館はどうなのか?
学生会館(寮)はどうなのか?
寮の形態によって千差万別ですが、管理人の場合寮が良いと思う所は
①食事 ②病気になった場合対応して貰える ③寮生や寮長がいるので安心
一口に寮と言っても通学する大学が運営している場合や自宅のある都道府県が運営している、民間が運営している場合では予算が全然違います。
ここでは、具体的な名前はあげませんので公式サイトで確認してください。
- 通学する大学が独自に提供している寮は民間と比べ安価
例)寄宿料月額4,300円(水道光熱費毎月5,000円)
個室(ベット・机・クローゼット)自炊
フロアー当番分担あり
例)寮費月額45,000円管理費7,500円 入寮費60,000円
食事付 門限有り
入寮する為に面接がある場合あり
http://passnavi.evidus.com/search_univ/gakuseiryo#000400000000-00000--
- 自宅がある都道府県が独自に都心で運営している寮は安価
例)寮費月額25,000円 食事16,000円
個室(ベット・机・椅子)
掃除当番等あり
※都道府県によって異なります。
入寮する為に保護者の所得証明が必要・面接等がある場合あり
- 実際に見学に訪れた感想
管理人が訪れた寮は近年建て替える予定があり現在は築何十年の古い建物、4帖の個室にベット・机・椅子が設備 共同の食堂やシャワー室は仮設の為新しくシャワー等は無料、食事も委託業者さんが食堂で作っています。(ご飯はおかわり自由)
掃除当番等規律もありますが寮長さんと話てみて面倒見の良い印象で安心感がありました。入寮生が挨拶してくれたのが好印象でした。
但し、入寮人数に制限があるので審査が厳しく募集も1月中旬から2月中旬結果も2月下旬 その後面接と入寮が決まるのが3月とタイトな流れです。
※都道府県によって異なります。
- 民間の寮
民間の寮も千差万別ですが月額の家賃の他に管理費や入館料、保証金など以外と高額で驚きました。
実際に3ヶ所(比較的安い)見学に行ったので感想も記載します。
- 都心から離れた寮
1K家具付・家電・ユニットバス 食事
賃料35,000円~48,000円 入館 保証金1ヶ月 別途 食事13,000円
- 感想
都心から離れた寮
建物は古いですが、部屋はフローリング5.5~12.5帖家具家電からミニキッチン3点ユニットバスまであり即生活出来る感じでした。若干案内頂いた方が笑顔が少なくその点が残念
- 都心の寮
冷暖房・机・イス・ベット 食事付 部屋4.5帖
賃料70,000円 管理費5,000円 入館金 保証金1ヶ月
- 感想
都心でアクセスが良い建物は古いですが、寮母さんが面倒見が良い印象と食事はボリュームと味が良いとの評判のようです。アットホームな雰囲気でした。
「入試の時お試しで無料で宿泊してみて」と気軽に言って下さいました。
部屋は4.5帖と狭く、コインランドリー コインシャワーには驚きましたが立地が良いので仕方ないかもしれません。病気や突然のトラブルにも対応してくれる雰囲気があり候補に入れたい寮でした。
- 都心から離れた学生会館
2食付74,000円 入室料100,000円 保証金100,000円
個室 エアコン・洗面台・机・イス・本棚 ベット・クローゼット・バルコニー- 感想
都心から離れ駅から徒歩12分と遠いいので管理人さんが駅に迎えにきてくれました。100室以上ある大型学生寮です。部屋は小奇麗で設備が充実大浴場は24時間利用可能でした。様々な学校の学生だけでなく社会人の方も居るとの事でした。
アットホーム感はなく個々の生活を送ると言った感じです。
- まとめ
管理人の場合、経済的部分を優先したのでまず学校が提供している寮があるか確認し、次に自宅のある度道府県が運営している寮、最後に民間の寮を比較してみました。
アパートを借りる場合だと家具や生活用品も全て揃えなくてはいけないのと自炊の負担も有り、学業とアルバイトに時間が取られる事を考慮すると、学生寮の選択も良いと考えます。女性専用寮も有るのでセキュリティの面でも安心です。
今回息子と訪れましたが親子で一番良いと感じた寮は違いました。住むのは息子なので最後は息子の意見を尊重できる様に、見学する際の候補の基準を幾つか決めてから実際に見学にいきました。
寮と言っても様々なスタイルがあり実際に訪れて感じることが多いので実際に気になる下宿や寮を訪問してみることをおすすめします。
まとめ
寮・下宿
学生の場合、親の手助や奨学金、バイトで生活していくケースが多いいので、居住費は出来るだけ抑えたい所です。寮と下宿どちらも我が子に合う合わないがあると思います。
親子で希望を話し合い寮や下宿を決める基準を決めて資料を請求したりネットで調べ幾つか候補を決めたら実際に見学や体験宿泊等をして大学生活を送る住居を決めてみると良いでしよう。
居住費の為にバイトに明け暮れていたのでは本末転倒です。学生生活が有意義におくれるベストな住居が探せるよう良く比較検討することをおすすめします。
息子のお友達は兄弟姉妹や友達とのルームシェア、親戚の家へ居候するなどの方もいます。子供の100%希望の場所に住むようになるは働きはじめてからで良いのではないでしようか親に仕送りしてもらう場合は居住費は抑えたいですね
学生のアルバイト事情
家庭からの給付程度別アルバイト従事状況
2010年11月調査 日本学生支援機構資料より
親にばかり頼っていられないという学生のアルバイトは週に2日~3日 時給800円~900円程度が相場の様です。
又理系の学生は授業時間が多く時間に余裕がなく3年の秋ごろから就職活動が本格化する為にアルバイトの時間が取れないケースも有ります。
アルバイトの職種で最も多いいのは軽労働が72%を締めています。
高校生活でアルバイトを経験した事がない人はお金を稼ぐ事の大変さを肌で感じられる機会でもあり、学業と両立可能ならばアルバイトの選択も有ります。