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奨学金と特待制制度

奨学金とは⇒能力や意欲がありながら、経済的、金銭的に修学が困難とされる学生に対し一定の金額えお給付または貸与する制度

奨学金受給率の推移(大学昼間部)

2002年2004年2006年2008年2010年
31.2%41.1%40.9%43.3%50.7%

文部科学省 日本学生支援機構資料より

  • 貸与型⇒学生時代に受取った金額を卒業後一定期間で返還する。返還時に利子が上乗せされるタイプと無利子のタイプが有り
  • 給付型⇒卒業後に返還する必要がないもの。

奨学金制度の申請をしたが、不採用となったケースは2.0%に留まり、申請をすれば受給できるケースが大部分で貸与型が占めています。

大学進学には高額のお金がかかるのが現実です。子供の将来の事を考えた時進学させてあげたいと思うのは親心ですね、しかし子供の進学で親子して生活が苦しくなってしまっては、元も子もなくなってしまいます。

そこで、全ての費用を親が負担するのではなく、親子して一緒に進学の費用を考える方法として奨学金制度があります。
奨学金を活用している人は大学平均で50.7%
(国立47.9% 公立53.8% 私立51.2% 短大53.2%)と高い水準です。

卒業したら自分が返還していく責任は、親の有難味や無駄な学生生活を送ってはいけないという意識も高くなるのではないかと考えます。

奨学金制度を活用し親子して進学に取り組む時代になってきたのではないでしようか?

日本学生支援機構の奨学金

奨学金にはどんな種類があるのか?

  • 第一種奨学金(無利子)
    とくに優れた学生で経済的理由により著しく修学が困難な人に貸与
  • 第二種奨学金(利息付)
     在学中は無利子、卒業後は年3%を上限とする利子付 利率固定方式と利率見直し方式がある。 第一種より選考基準はゆるやか


  • 奨学金の申込基準年収・所得の上限額(4人世帯目安)
    (2012年度)
     区分第一種(無利息)第一種(無利息)第二種(利息付)第二種(利息付)
    給与所得世帯給与所得以外給与所得世帯給与所得以外
    大学国・公立907万円程度421万円程度1159万円提訴673万円程度
    大学私立955万円469万円1207万円721万円
    短大国・公立892万円406万円1144万円658万円
    短大私立939万円453万円1191万円705万円
    専門学校国・公立857万円377万円1115万円629万円
    専門学校私立929万円443万円1181万円695万円

    奨学金ガイドブックより

  • 奨学金の申込基準 学力
区分第一種第二種
大学・
短大
高校2~3年の成績が3.5以上の者①高校等の成績が平均水準以上者
②特定分野で特に優れた資質能力ありと認められた者
③修学に意欲があり学業を確実に修了できると認められた者
専門学校高校の2~3年の成績が3.2以上の物上記と同じ


日本学生支援機構

手引き

奨学金手引き
この資料が学校から配布されました。HPからダウンロードも可能です。

大学返還例

  • 第一種奨学金
    4年制
 通学形態貸与月額貸与月数貸与総額返還月額返還回数(年数)
国・公立自宅45,000円48ヶ月2,160,000円12,857円168回(14年)
国・公立自宅外51,000円48ヶ月2,448,000円13,600円180回(15年)
私立自宅54,000円48ヶ月2,592,000円14,400円180回(15年)
私立自宅外64,000円48ヶ月3,072,000円14,222円216回(18年)
国・公・私立自宅・自宅外30,000円48ヶ月1,440,000円9,230円156回(13年)
  • 第二種奨学金
    4年制
    第二種奨学金画面

銀行、信用金庫、 ゆうちょ銀行の預貯金口座からの自動引落に加入し卒業後に月賦等で返還する

日本学生支援機構資料より


第一種奨学金と第二種奨学金を併用も可能 返還は平行する。返還した奨学金は次の世代の奨学金の財源となる。

第一種の無利子で貸与できた場合でも9,230円~12,857円を13年~18年返還義務が生じる併用して貸与できる制度もあるが、子供が返還できる金額を見極めるのは難しい部分もあるので借り過ぎには充分注意が必要と考えます。


申込基準 申込方法と手続き

  • 申込基準

 在学する学校長から推薦された申込者にいつて学力と年収・所得の上限額を基準にした家計状況をもとに採用選考される

  • 申込方法と手続き
    • 予約採用
       入学前に奨学金を予約する制度 進学先が決まっていなくても申込できる。高等学校など進学する前年に在学している学校の奨学金窓口に申し出る。
      第一種が4月~7月上旬 第二種が4月~4月中旬
  • 在学採用
    毎年春に大学で募集えお行う。予約採用で不採用になった人も再度申込できる。大学 専門学校などへ進学後 奨学金窓口に申し出る。

返還について

 奨学金の貸与が終了すると、返還の義務が生じる 6ヶ月経過後から返還が始まる。


国の教育ローン

  • 日本政策金融公庫が運営
  • 融資額300万円 15年以内で返済

対象者1 か2に該当する保護者
1 世帯の年収下記表の金額以内

子供の人数給与所得者事業所得者
1人790万円590万円
2人890万円680万円
3人990万円770万円
4人1090万円860万円
5人1190万円960万円

2 世帯の年収が990万円(所得770万円)以内で
①勤続(営業)年数3年未満②居住年数1年未満③返済負担率(借入年間返済額/年収30%超④借入申込人またはその配偶者が単身赴任等に該当
日本政策金融公庫 国の教育ローン

その他の奨学金 教育ローン

  • 地方自治体の奨学金
    (本人 保護者がその自治体に居住していることが受給の条件(出身を含む場合も有り)
  • 民間企業や団体の奨学金
    (民間企業 個人によって設立 募集は企業・個人の依頼を受けた大学が窓口となる)
  • その他の教育ローン
    (教育資金として金融機関が融資するもので一般ローンより低い利子が多いい)

コメント

受験料にはじまり、学費や生活費と子供の教育費の負担が大きい事を改めて実感しました。親も住宅ローンや自分達の生活 老後の資金の事を考えた時、子供の教育費を親が全て負担するのに限界があるのではないでしようか?


まず、難しい年齢ですが子供と進路について会話をもてると良いでしよう
「皆が進学するから自分も進学したい」と他人と足並みそろえる必要はないのではないでしようか?現在の日本の経済状態で新卒者が就職出来ない実態ですから、大学にこだわるのではなく子供の特性や興味が有る事好きな事を重要視すれば選択枠も広がると考えます。

私達親は出来るだけ早い時期から子供の教育資金を少しづつでも準備する事や奨学金を活用し親子で子供の希望の進路を二人三脚で歩む時代になってきたのではないでしようか

追記
日本学生支援機構の奨学金の受付をしました。思っていた以上に書類の記入項目が細かく、今年から源泉徴収票ではなく所得証明書(これは全ての所得や控除の記載を目的としているのでしよう)を提出する事になりました。


一番苦戦したのは、奨学金を借りる理由の欄です。我が子の場合親の収入が〇〇で仕送りは〇〇しかして貰えず、学業と両立できるアルバイトもするが、これだけでは、大学生活を送る事が難しいので奨学金を借りたいと記載しました。


我が子の学校では、これを子ども自身が事務局に持参しパソコンに入力するのです。今まで子供に親の所得の事など話したことも無かったので、始めは正直躊躇してしまいましたが、子供にも現実を受け止めてもらい大学の学費がどの位必要なのかという事を実感して貰えたのではないかと考えます。

大学に進学する事の経済的な意味を知る事は、子供が大学生活の襟を正す良い機会だと感じました。大学生活を実の有る時期にして貰いたいと節に願います。

追記、
奨学金申込情報の選択で
第一種奨学金(無利子)第二種奨学金(有利子)を併用希望すると、第一種のみ希望するなど項目が選べるにも関わらず。誤って併用希望にしなかったのは痛恨のミスでした。実際借りる借りないは入学してからの状況で決めても良かったのですが、申込の際併用希望にしなかったのです。申込の際に注意する点でした。


奨学金資料画面

我が家の場合地方なので一人暮らしか寮生活になります。学費だけでなく生活費の負担は大きいです。子供がバイトをするにせよ学業が疎かになっては本末転倒しかし仕送りできる金額も多くはできません。奨学金の助けは必要です。


子供が生まれたと同時に学資保険に入っていた分や子供積立をコツコツしてきましたが思った以上に資金が必要になりそうです。

子供の教育費は本当に子供が生まれたと同時にコツコツと積立をし子供のお祝いで頂いたお金も半分は貯金するなど早くから対策される事が大事ですね

又日本育英会の奨学金受取の銀行はネット銀行やゆうちょは不可です。何故?
ネット銀行なら24h手数料無料でセブンATMを活用できるので遠方の進学先でもコンビニがあれば大丈夫と考えていました。

引出にいちいち手数料を取られる事に納得がいきません。銀行でもセブンATMが無料で使える銀行を探します。

奨学金はセブンATMが無料で使える銀行にして、仕送りは新生銀行住信SBIネット銀行にしようと考えています。


奨学金と仕送りの銀行を2つにすることで、万が一一つのカードを紛失しても即生活に困らない様にリスクを分散させます。