こどもとお金について
子供がお金の影響を一番に受けるのは、親ではないでしようか?
そして祖父母等身近な人のお金のかかわり方を、小さい頃から見ています。
話は変わりますが、
元々お金は物々交換の変わりに使われだしたのが始めです。
漁師が魚 農民が作物を物々交換していたのですが、
- 漁師さん「今日は、家に作物がまだ沢山ある」
- 農民さん「魚がほしい」
- 漁師さん「作物の変わりのお金となら交換してもいい、腐らないし持ち運びにも便利だから」
- 農民さん「では、魚とお金を交換しましよう」
今では、当たり前の事ですが、こうしてただの紙切れのお金が重要視される様になったのです。
あなたも、小さい時親から
- 「ムダ使いはしない」「くだらない物は買わない」「貯金しなさい」なんて言われたこと
ありませんか?
- 「お金が湯水の様に有るわけじゃあないんだから・・」と言われた事がありませんか?
- 親の夫婦喧嘩の原因が根本はお金の事だったりする場面に遭遇した事はありませんか?
子供は自然とただの紙切れのお金に様々な意味を知る事になります。
そして親のお金の使い方に影響されていきます。
日本は義務教育その後の進学、はたまたお受験と様々な教科を学ぶ機会が有るにも関わらず、小学校でも中学校でもお金や貯金や預金の事を学べる授業は無いのが現状です。
【あなたはお金の授業を受けた経験が有りますか?】
経済学部に進んだりすれば金融の事を学んだ経験が有ると思いますが、進学高校の教科にお金の授業は無いのが現状ですね残念な事です。なぜなら私達が生活する上で、お金は密接な関わりを持っているにも関わらず、お金の事を(ファインナンシャルリテラシー)を学ぶ機会がほとんど無いまま、子供は社会に出てしまうのです。
日本では、お金をどの様に運用するか等のお金の話はタブーとされる風潮から、資産運用の話所か、〇〇銀行の定期は高金利だとか普通預金なら〇〇銀行が有利だとかの金融の会話が家庭の食卓の話題になる事もほとんど無いのではないでしようか?残念な事に、その事が子供のお金や貯金預金の考え方に大きく影響していると思います。
これからの、日本を支える子供達には、是非ファイナンシャルリテラシーを身につけて欲しいと願います。それは、社会に出る前の学校の学びの授業にお金・貯金・預金・銀行・家計簿・安全資産 リスク資産 インフレ デフレ 金融商品の種類、お金の読み書きの授業が有ると、窓口の人に勧められるがままの資産の持ち方以外の選択を自分で出来るようになると思うのです。
又、損益計算書とまでは言わなくても、男女問わずおこづかい帳の書き方等が学べれば、自己破産する事も無いのではないでしようか?決して難しい事ではなく、単純に収入に対して支出が上回ってしまうと自己破産する可能性が高くなる事を気づけるはずです。
そして、自分自身に合った資産運用の方法を選択出来る事で将来に対しての経済的不安を軽減出来るのではないでしようか?
*ファインナンシャルリテラシー⇒おカネの読み書き
子供のファイナンンシャルリテラシーは非常に大事な事と考えます。
こどものおこずかい ステップ1
こどもとお金について話したファインアンシャルリテラシーを今の教育課程で学校では教えてくれないのが現状なら、もっとも身近な大人が(親)教えてあげましよう!
こどものおこづかいはいくらにしようと思う事が有ると思います。
その金額ばかりが気になる所ですね同じ学年の子供はどうしているのか?
近所の〇〇ちゃんは?友達の〇〇君は?
おこづかいをいくらにしょうと思う前に
管理人の考えをお話しします。
私達大人は何等かの労働の対価として給料を受け取っています。自分の時間・労働の報酬です。
パートで働く主婦も家の事子供の事地域の事と一人で何役もこなしながら、パートにも出て、家計を助けている人も多いいですよね
大人は家族の為子供の為 自分の為に懸命に働いています。
お客さんや得意先に頭を下げ、複雑な人間関係にも耐え懸命に働いて得た給料です。
なので、お金を無駄にしてはいけないと言う気持ちが自然と芽生えませんか?「あぶく銭はすぐ無くなる」と言われる様に何の苦労もせず得たお金は残らない物です。
そして、私が子供に望む事は子供が大人になった時に自立して欲しいと言う事だけです。これは、精神的にも経済的にもしっかりと働き自立した大人になってほしいと思っています。その為にお金は「あぶく銭」としてのおこづかいではなく、お手伝いの対価として自分の物になる事を知ってほしいと思い(お金を自然と大事にする気持ちを育てたい)
ゴミすて・玄関はき等年齢や子供の好きな事をしてくれた事でおこづかいにしています。こちらから、お願いする事もあれば、子供が自主的にやってくれたらその自分から進んでやった事を感謝し評価します。
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1ヶ月まとめて20個以上出来たら+500円等
又、お手伝いだけでなく子供が苦手な事にチャレンジしたら評価したりするので、月によって0円の時もあれば2,000円3,000円の時も有ります。
これを、〇日に〇〇をやったと紙に書いて私の所にもってきます。(請求書)
「今月は一杯手伝ってくれて助かった」と言う感謝の気持ちを伝え
おこづかいを渡す時は「ありがとう」を必ず言います。
おこづかいを渡す時にありがとうを言う事は普通には無いと思います。普通は、ただお金を渡すだけで親とすれば出費にすぎず、「これじゃあ足りないから、おこづかいをもっと上げて欲しい」と言う子供の要求は、出費の増加になると言う感覚を持つものです。これでは、必要なのはわかるけど、子供の要求にハイハイと応じられない気持ちにもなりますね、だからこどもにおこづかいを渡す時に「ありがとう」は言えないのです。
しかし、お手伝いの対価としておこづかいをあげた場合は、親は助かっている訳なので、自然と「ありがとう」と言ってしまうのです。
子供も家族の一員として役にたっている事とお金を気持ちよく受け取る事に、心地よさを感じます。
そして、「これじゃあ足りないから上げてくれ」とは言わず、これじゃあ足りないから、もっと自分から出来るお手伝いは無いかと探す様になります。
おこづかいを何歳からあげるのかは、家庭によって違うと思いますが、早い時期に始めた方が違和感なく出来ますし、子供が小さければその年齢に合ったお手伝いで充分なのです。おこづかいをあげるのはファイナンシャルリテラシーを学べる良い機会なのです。
そして、もらったおこづかいをの1割は貯金箱に入れる様に話します。
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小さい事ですが、子供に労働の対価としてもらえるお金を大事に思う心を
育てる教育です。そして、子供が大人になったときしっかりと自立して生きて欲しいと言う親の願いがあります。自分で稼ぐ力をしっかりとつけて欲しい思いからです。
こどものおこづかいステップ2
親がこどものおこづかいでとっても大切な事は貰ったおこづかいを子供がどう使うか?
これは、あげたおこづかいをの金額よりも大事な事なのです。
何故か⇒こどものファインナシャルリテラシーを高める為には、貰った後のおこづかいの使い方よって将来のお金の使い方と似てくるからです。
おこづかいをもらった子供の行動は実に興味深い所が有ります。
貰ったおこづかいをどうするのか?聞いてみた所
- おこづかいを貰ったばかりの子供達の使い道について聞いてみた
- A君「ぼくは、今は新しい文房具が欲しいけど別に今までのが使えない訳じゃあ無いんだ!だから、今度友達と映画を見に行く予定が有るから、その時の為に取っておくんだ!!」
- A君のおこづかい¥1,900
- B君「どうするかって?決めてないけど〇〇のカードを買って〇〇のお菓子を買って
〇〇のマンガを買って・・・・」 - B君のおこづかい¥2,500
- C君「今月は〇〇の本が前から欲しかったか買いたいし、〇〇のゲームソフト¥4,000が欲しいんだ、高額だから少しづつ貯めて買うんだ!」
- C君のおこづかい¥3,000
3人とも、お手伝いの対価として貰ったおこづかいの金額です。
- 数日後おこづかいの残高はどうなっているのでしようか?
- A君
¥1,900-¥190(貯金箱)-¥600(新しい文房具)=¥1,110
(今度の映画の時の為に取って置く貯金箱)
「まず、1割の¥190はすぐに貯金箱にいれたよ!やっぱり、新しい文房具も見たら欲しくなったので買ったけど、今度の映画の時友たちといろんな所に寄りたいから、出来るお手伝いを毎日1個やるんだ」
- B君
¥2,500-全て使ってしまった何を買ったのか良く覚えていない=¥0
まだ、今月10日もある時点でお財布の中は¥0円
「お菓子やジュースを買ったかな?カードも本当はマンガ本も買いたかったけど
無くなってしまった。貯金なんてできやしないよ!!」
- c君
¥3,000-¥300(貯金箱)-¥1,000(本)-¥500(文房具)=¥1,200
(高額のゲームを買う為に取って置く¥4,000-¥1,200=後あればGET¥2,800)
「前から欲しかった本を買ったし、新しい文房具も買った、お菓子ジュースは家に有るのでいいし、欲しいゲームソフト後、2~3ヶ月有れば余裕で買える 1割の¥300は貯金箱に入れたよ」
ここで、興味深いのは、B君貰った金額は3人の中では2番目に多いいにも関わらずすでに、お財布の中は0円です。今月足りない事が予測されます。B君はお金に関して非常に無頓着です。貰ったおこづかいのの全てを消費してしまいます。そして毎月「足りない」と思うのです。
A君C君は目的があり、計画的におこづかいのを使う事を理解しています。
そして、貰ったおこづかいのの1割はすぐに、貯金箱に入れる様にしているので、残った9割のおこづかいので目的を決めたり、自分の欲しい物を手に入れる癖がついているので、「足りない・足りない」とは言ってきません。
そして1回にすれば、小額ですが1割を貯金箱に入れています。この1割は時間と共に増え、どうしても欲しい物が有ったら買える状況になります。一時的にはマイナスになりますが、又もらったおこづかいの1割を貯金箱に入れる事の癖はついているので、時間と共に何万円単位の貯金が出来る様になります。
おこづかいは子供のファイナンシャルリテラシーを高める為に良い機会なのです。はじめは、上手くいかない事も有りますが、何度も繰り返す事によっ子供自身が考える様になれば、お金の読み書きを身に着けて来ていると言えます。
B君は今は全然なんのプランも持っていないですが、少しづつ貰ったおこづかいの使い方について学んでほしいと思います。(B君自身が気が付けば、決して遅くないのです!!)
この、貰ったおこづかいの使い方は子供が大人になった時に非常に影響すると考えられます。親はおこづかいの金額を悩むのでは無く、プランをもったお金の管理が出来ているかどうかに注意をはらうと良いでしよう!!
お金の読み書きの授業を義務教育でもその後の進学でも、学べる機会がもっと多様に有ると、こどもの金融知能が上がります。将来に関しての漠然とした不安から、解消されお金と上手に付き合える様になると考えます。
又親は、塾の勉強と同じ位に子供のファイナンシャルリテラシーが重要な事だと受け止めて頂ける事を願います。
こどものおこづかいステップ3
ステップ2でこどもが、もらったおこづかいを1割貯金箱に入れる事が出来る様になったら、その1割の預金箱のお金を何かを買う目的として使うのだけでは無く、運用する事を教えてあげられると良いです。
定期預金にしても、今は1万円からでき利率の良い銀行を選択できれば、多少でも金利がつきます。この小額でも金利がつく事を子供が実感出来れば、おこづかいの増やし方を自然と学べます。
おこづかいが貯金箱から銀行の口座に預ける事で、お金が増える感覚を学んでほしいのです。受け取り利子の金額は少ないかもしれませんが、金額ではなくお金が増える事を実感してほしいのです。
又は、親が一定期間子供が貯金箱にお金を貯められ始めたら、銀行の代わりに利子として小銭を入れてあげてもいいかもしてません。
- 自分のお金を欲しい物と取り換える
- 自分のお金に働いてもらう
一番大切な事
一番大切な事は、貰ったおこづかいの使い方です。
貰ったおこづかいを消費に全て使ってしまうだけの選択枠ではなく
- 消費に回す⇒買った時より価値が下がる(喜びは増えます)
- 預金に回す⇒お金が増える
この違いを知ってほしいと思うのです。
A君
おこづかいの10%は1回にすれば¥190位かもしれませんが
1年で¥2,280円これに利子がついて¥2,300円
こどもにとって¥2,300は大金だと思います。
90%は消費に回して好きな物を手に入れて、10%は預金に回す習慣がつけば子供自身が預金に回す%を考える様にもなります。
20%30%又は5%にするかもしれませんが、子供が自分で考えて決める事が大切でお金が増えるには、時間が必要な事 小さい金額でもコツコツと続ける事で大きな木になる事を学べる事を知ってほしいのです。
こどものおこづかいステップ4
個人差は有りますが、小学校の高学年位になったら金融の事をこどもに話してあげるといいでしよう。
ステップ3でおこづかいを口座に入れてみたら、子供に定期にしても、普通預金にしても預金保障制度が有ることや定期の金利の違いでどの位の利息が付くのか等を学ぶ事、今は子供だからリスク資産の考えを理解出来なくても、大人になった時に労働で得たお金をどの様に使うかの選択を自分で探し始めるのではないでしようか?
- 自分のお金を欲しい物と取り換える
- 自分のお金に働いてもらう
子供にお手伝いで得たおこづかいの使い方の選択の方法はいろいろとある事を知ってほしいと願います。
なぜ幼い時に子供にお金について教えるのか
金持ち父さんの著者ロバード・T・キヨサキ氏は次の様に話してます。
「子供は幼い時からお金に興味が有るからだ。子供は5歳~14歳の間に、人生や将来の生き方について多くの決断をする。お金についても同様で子供が14歳を過ぎると、親が新しい考えをお教え込むのが難しいなる。子供がまだ幼く、学ぶ意欲のあるうちに教えるのが一番良い。幼いうちにお金について良い習慣が身につけば、大人になって悪い習慣をお直す必要がなくなる」
このロバート・T・キヨサキ氏の考えはとっても共感出来ます。
子供が中学生や高校生になると、親の考えになかなか賛同してもらえないと言うか反抗する事もしばしばです。子供自身がお金について良い習慣を身に着けようと思えれば、何時でも変われると思いますが、親の意見をすんなりと受け止める子供は思春期には難しいでしよう。幼い時にから少しつづお金について教えてあげると自然と身に付きますね!!
子供の預金
子供の将来の為と、保険に加入したり、定期預金にしたり親は子供の為にお金を残そうとします。子供が生まれでスグに、学資保険に入る人は多いいのではないでしようか?それも又良いと思います。教育資金の為や子供が成人した時の為等目的は様々です。
ここで、お話ししたいのは、子供の資産形成の為の預金です。
親が安全資産とリスク資産の違い、インフレの時自分の銀行の預金の価値がどうなるか?長期投資と複利の法則 ドルコスト平均法 アセットアロケーション等の金融の知識が理解出来ていれば、子供の資産形成を考えた時、長期投資で運用を始めるきっかけに出来る一つにセゾン投資のこども口座が有ります。
セゾン投信のカンガルーポケット(子供口座)は期限が決まって使う教育資金としては不向きですが、子供が成人するまで親がこつこつと子供の将来の蓄へと育んで行く長期投資です。
子供が成人になっったらこども口座をこどもにバトンタッチし長期投資を親から子へ引き継げるのです。子供も資産形成の意味を理解出来ていれば、この長期投資は子供の将来の資産の大きな支えになります。
子供が成人するまで20年その後子供が自分で10年でも、20年でも運用できれば、時間を味方につける事で、大きな木になるでしよう。